
どもきろくがかりです
毎週土曜日投稿、ブログ記事にするほどの内容じゃない日常のどうでも良いネタだったりをダイジェストでお届けしているお馴染み今週の振り返り記事。
今回は3月14日(日)⇒3月20日(土)まででテーマ…なんですけど相変わらずの高操業で先週同様
ネタを探す気力がない
んですよねw
ただまぁ今回は
期間工の入社祝い金がなくなる
なんて話題が飛び込んできたので、そちらについて書いていきたいと思います
それでは行ってみましょう~
祝い金消滅の発端
まずは入社祝い金消滅に関して自分はフォロワーさんのツイートでこの事を知りました。
入社祝い金禁止
ここに至るまでの経緯をざっくり書いてみますと
お祝い金その他これに類する名目で社会通念上相当と認められる程度を超えて金銭を提供することで求職の勧奨を行ってはいけません
実はこの入社祝い金について、2014年くらいはまだ明確な規定がなかったんです
求職者が職業紹介事業者のあっ旋により就職に至った場合に祝い金を出すことを禁止するような規定は職業安定法にはありません。
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12130138427
でも2018年の職業安定法の改正で取り扱いが明記されました。
平成30年1月から、職業安定法の改正が行われます。ご質問の件は、指針(平29・6・30厚労省告示232号)の改正で、取扱いが明記されました。
職業紹介事業者に対して、就職してから短期間で転職するよう求職者に勧奨することを防止するための措置が講じられます。まずは、職業紹介事業者は、紹介により就職した者(無期雇用に限る)に対して、就職した日から2年間、転職の勧奨を行ってはならない(前掲指針、職業紹介事業業務取扱要領)、とされます。ただし、就職後2年以内であっても、求職者本人からの再求職・相談を受けることは可能です。
そして、求職者にいわゆる「お祝い金」を提供することによって、求職を申込むよう勧奨する行為は「好ましくない」としています(前掲要領)。ただし、なお書きでは、「社会通念上相当と認められる程度の金銭等の支給まで問題とされるものではない」とあります。
https://www.rodo.co.jp/faq/30788/
まぁ明記されたといっても実際には
求職者などを勧誘するにあたっては、お祝い金などの金銭を支給することは望ましくありません
とのゆるい記載となっていて、どちらかというと自主的な規制を促す程度の内容だったんですよね。
そのため2018年の祝い金状況は自分が借りてるレンタルサーバー内にあるデータを掘り出してみた所

三菱期間工/2018年3月(スタッフ東海)

マツダ期間工/2018年3月(man to man)

スバル期間工/2018年3月(outsourcing)

パジェロ期間工/2018年6月(ジェプロ)

トヨタ期間工/2018年8月(outsourcing)
こんな感じでえらい事になってました
まぁその後、2019年8月あたりでトヨタが期間工の募集を停止したり、マツダやスバルでは派遣会社支給の祝い金を自社でも支給するようにしたり
https://kikanko.under.jp/2019/10/14/celebration-gift-mazda-subaru/
かと思いきや翌月11月にはマツダが期間工の募集を完全に停止したり
すったもんだありながら2020年初頭
コロナウイルスの影響により期間工求人が激減
それに伴って入社祝い金の話題も見かけなくなったんですけど
ここ最近になってそこそこ高額な祝い金支給の動きが目立ってきた中、そこに楔を打つ感じで厚生労働省が明確に
『 入社祝い金禁止 』
を打ち出したってのが一連の流れですね。
今後に関して
そんな期間工の入社祝い金に関して、気になるのは今後どうなるのかについてですよね。
正直これについては一期間工の身では何とも言いようがないのですが、一応個人的な考えを
派遣会社
メーカー
期間工
それぞれの立場から考えてみたいと思います。
派遣会社
まずは派遣会社からですけど、これはかなり影響大ですよね。
本来の職業紹介は一般的に求人活動を行っていない企業へ人材を送り込むために存在するわけで
具体的な事例だと三菱期間工が形としては正しいんですど
その他のメーカーは直接応募可能な期間工の求人ページを作成し公開しているので、職業紹介の意味がほとんどないんですよ。
唯一の利用価値は入社祝い金が存在する事だったんですけど
これも今回の改正でダメに
ネット上では名目を変えて再開するのでは的な希望的観測も見られましたが
禁止といわれたものを無視した結果、有料職業紹介事業者の認可が取り消しになった…
なんて事になったらえらい事ですから、2021年4月以降、入社特典などは期待できないでしょう。
という事を踏まえると期間工に関して言えば職業紹介を利用する理由が本格的になくなりますので、
今回の職業安定法の改正は、有料職業紹介事業者にとって消滅の可能性すらあるレベルの危機ですね。
そんな中で職業紹介を行っている企業(派遣会社)が生き残るにはどうしたらいいんですかね~
頑張って営業して派遣案件を勝ち取ってくるか、
無期雇用の社員をメーカーへ大量に送り込むとか…
それくらいですか
いずれにしても人員を右から左に流すだけで多くの利益を得られる時代はもう終わったと考えて
今まで以上に営業努力をする必要はあるかもしれません
メーカー
続いてはメーカーです。
今回の職業安定法の改正は職業紹介事業者に対してのもので
メーカーが支給する入社祝い金に関しては入社時の特典というよりも
どちらというと給料の前払いとか後払い的な意味合いが含まれていると思うので
現在、入社特典の支給をすでにやってるメーカーは今後も継続すると思います。
まぁ今回の改正で祝い金がなくなったら職業紹介を利用する人がへり、直接応募が増え
それに伴っていままでメーカーが派遣会社へ支払っていた紹介料も減りますから
その浮いた分でメーカー支給の祝い金を増額…なんて事をやってくれるのでは
…と、個人的には期待していますw
期間工
最後に期間工なんですけど入社祝い金がなくなる影響としては応募の際のリスク度が増す事が考えられますね。
自分が一番最初に期間工として働いた会社ってスバルで
求人雑誌に30万以上可能って広告が出ていたので、よっしゃ稼げるぞーって思って応募して面接して
無事採用されたので東北の片田舎から群馬まで出てきたんですけど
蓋をあけてみたら入社月の5月から7月までほぼ残業なしで、ある時の給料明細見ながら思いましたよ

きろく
わりぃ、おれ死んだ
まぁそれでも祝い金が例えば25万とかそのくらいで、退職時に満了金が支給されるのであれば、なんとか初回満了くらいまでは頑張れそうですけど
当時はなんもなかったですからね
入社祝い金どころか寮部屋にテレビも冷蔵庫もありませんでした
まぁテレビや冷蔵庫は関係ないですけど、入社祝い金がないと遠方から働きにきたのに
配属先が毎日定時間とか2直勤務から1直勤務になりますとかだとかなり厳しい
ここしばらく期間工は稼げるとか短期間で貯金できるとか借金返せるとか言われ続けていましたが
それまでなんとなく当然と思っていた残業や休日出勤、交代制勤務は実は当然じゃなかった事がコロナ禍で露呈してしまい
その上入社祝い金が無いとなれば
出稼ぎの人にとってはそこそこリスキーな仕事になってしまったかもしれません。
おわりに
と、いうわけでなんだかんだ今回は期間工の祝い金がなくなるよって話を書いてきましたが
本音を言えば、祝い金なんてのはもともとなかったんで、それが元通りになっただけで
祝い金ハンター的な立ち位置の人とか
派遣会社が支給する祝い金の増額しか書く事がない退役期間工アフィリエイターなんかはネタがなくて困ると思いますが
自分自身としてはなくなって影響があるのかないのか言われれば特にはないかなって感じです。
まぁ当ブログとしては各メーカーが祝い金を今後どう扱うのかとか
派遣会社経由でしか受け入れを行っていない三菱の祝い金がどうなるのかとか
それなりに気になる事はありますのでしばらく様子をみつつ
何か変化ありましたらまとめ記事にでも書きたいと思いますって以上今週の振り返りでした
それではまた来週~