
ども
きろくがかりです
2019年の期間工界隈にはあまりいいニュースがありませんでした。
正直2020年以降もあまりいい感じはしませんが、どんな状況にも柔軟に対応するには、現実と向き合いつつ、先の事をある程度予想しておく事って重要だと思うんです。
結果的に予想通りにならなくてもね。
という訳で今回は、
今後の期間工採用状況
それに伴う環境の変化
について書いていきたいと思います。
それでは行ってみましょう
今後の期間工採用状況とそれに伴う変化
まず採用状況がどうなるのかって事についてですね。結論から書くと
人件費などの経費削減により人員の新規募集は最低限。人手が不足している部署や工場についてほ正社員の転籍や応援、工程の効率化や自動化で対応
こんな感じですかね。
まあ期間工の募集に関しては、求人そのものがいきなり0になるって事はないと思います。
期間工には期間満了の退社が必ずあって、その補充はどうしても必要になりますから。
最終的にはそうですね…募集したり募集停止したりの繰り返しになって、じわじわと期間工の求人は縮小の方向へ向かうでしょうね。
入社祝い金が無くなる?
そんなあまり明るくなさそうな今後の期間工の募集状況なんですけど、次は応募や待遇面など環境の変化についてです。期間工の求人ってかなり予算を投じて続けられて来たと思うんですよ。
そんな求人市場の状況が変わるって事になれば、様々な所に影響や変化がでてきますよね。
一番影響を受けるのはやっぱり入社祝い金じゃないかな。
期間工の求人を振り返ると
リーマンで削減した人員を補充するために各メーカーが大々的に期間工の募集をしたのが2010年~2014年位。
この頃自分はスバルにいましたが、月の頭に行う月例会で毎回のように、『身近で期間工やりたいって人がいたら紹介して下さい』的な事を言ってました。
人員の確保が思うように進んでなかったのかもしれません。
これは多分スバルだけじゃなく他のメーカーでもそうだったんじゃないかな?
2015年頃にアウトソーシングが運営する期間工jpはマツダで期間工に採用された人に
祝い金5万円、経験者手当て2万円支給
という広告を掲載していました。
これが始まり…だったかどうかは分かりませんが、少なくとも自分が
入社祝い金
という単語を初めて目にしたのはこの頃でしたね。
その後は各メーカーで入社時の特典競争のような感じになって、金額もあれよあれよと上がっていったんですけど
この流れでわかる通り、入社祝い金って結局の所、労働力を集めるための餌的な役割だったわけです。
…となると、そこまで人員が必要じゃなくなった今、餌をばらまく必要ってありますかね?
今のところトヨタは最高額の40万(メーカー支給の入社手当て10万円を含む)、三菱自動車なんかもそれなりの金額を維持していますが
実際、マツダや日野自動車なんかは大幅に減らしましたし、スバルも少し減りましたし、いずれは殆どの所で祝い金は無くなるんじゃないかな?
派遣会社からの紹介が無くなる
続いての変化点は派遣会社に関して
アウトソーシングや日総工産などの派遣会社では、期間工を募集している企業へ期間工の紹介を行っていますが、期間工の求人市場が縮小に向かえば
派遣会社がメーカーに期間工を紹介する仕組みも同時に無くなる
んじゃないでしょうか。
そもそも期間工を募集している企業が派遣会社に紹介を委託していた背景って大量の労働力を手早く集める為だったと思うんですよ。
でもこれからそこまで人員が必要ないって事になったら…派遣会社に人材を紹介してもらう理由ってないと思うんですがどうですかね。
その裏付け…になるかどうかはわかりませんが、自社サイトでは募集をおこなっている日野自動車の期間工求人が、2019年9月か10月頃からだったと思うんですけど、アウトソーシングやman to manが運営する期間工求人サイトでは募集停止中です。
最近だとホンダの求人がman to manや日総工産の求人サイトで募集を停止しました(公式では鈴鹿の募集は行っています)。

2019年12月の工場求人ナビトップページ

2018年10月の工場求人ナビトップページ
またスバルでは派遣会社が支給する入社祝い金と同額を直接応募でも支給し始めました。
http://kikanko.under.jp/2019/10/14/celebration-gift-mazda-subaru/
まあ派遣会社が支給する祝い金とメーカー支給の祝い金は、同額でも内訳や税金の扱いが違うので、これについてはなんとも言えないんですけど
期間工として働くのに派遣会社を利用するのは、第一に高額な入社祝い金が支給されるってメリットがあるからで
メーカーからその祝い金と同額が支給されるなら、派遣会社を利用する必要って殆ど無くなりますよね。
そういう意味では、この動きもメーカーによる派遣会社離れの一つなのかもしれません。
三菱やパジェロ、日産車体九州といった、本体では募集活動を行っておらず、人材の調達を100%派遣会社にゆだねている所は別ですけど
日野自動車やホンダのように派遣会社から離れる会社ってこれからますます増えてくるんじゃないかな
期間工ブログバブルの終焉
最後に紹介する変化点は期間工ブログについてです。期間工ブログの形には様々ありますが、ここで言う期間工ブログとは収益を目的にしたブログやサイトの事を指してます。
率直に言うと今運営中で収益目的の期間工ブログは今後かなり数を減らすでしょう。
理由は単純に収益が激減するからです。
期間工ブログバブルの終焉ですね
期間工ブログやサイトの収益は広告収入です。
ブログやサイトに貼られてる広告から、広告主が運営する期間工募集サイトへ応募する事で収益を得られる…ってのが期間工ブログの収益の仕組みですが
期間工ブログである程度の収益を得る為の前提として、派遣会社が継続的に期間工の紹介を行っている必要がありますよね。
でももし自分の予想通りこれから先、日野自動車やホンダのように派遣会社を介さずに期間工の募集を行う企業が増えたり、マツダのように期間工の募集を停止したりする所が出てくれば
収益を得られる機会がその分減りますし、可能性としては広告そのものが無くなる場合だってあります。
もし広告が無くなれば収益は0円ですからね。
期間工ブログってちゃんとした情報を伝える為にはちょいちょい期間工の求人情報をチェックして、変化点があれば更新…みたいな感じで、なんだかんだ運営に手間がかかるんです。
中には募集していないマツダの期間工求人について、いまだに祝い金30万とか書いて広告貼ってるブログやサイトもありますが…

きろく
知らねーやつは信用するんだから消せよw
…ともかくそんな面倒な事を何も得られないのに続ける事ができる人っていないと思うんですよね。
もしいたとしたらその人はよっぽどの変態でしょう。
まあブログ収益は広告主のサイトで契約したり商品購入して得られる以外にもアドセンス収益ってのもあります。
アドセンスなら、仮に派遣会社が広告をやめたとしても収益を得られる可能性はありますね。
でもアドセンスだけでそこそこまとまった収益を得ようと思ったら、ブログへのアクセス数がかなり必要なんです。
期間工のブログは他と比較してわりとアクセスを集め易いジャンルではあります。
期間工ブログにアクセスする主な人は
期間工やってる人
期間工の興味がある人
この2種類の人たちですけど、期間工やってる人はいずれ満了を迎えます。
満了後にどんな道に進むかはわかりませんが、期間工を辞めた後にそこまで頻繁に期間工ブログへアクセスはしないでしょうし、そもそも現役の期間工自体減少傾向にあります。
そして期間工に興味がある人ですが、その人たちは結構な頻度でアクセスすると思うんですけど、それは期間工が稼げる仕事だから興味があって検索しアクセスする訳で
期間工をループしている一部の人以外は入社祝い金もなくなり、募集もいつしているのか不明な仕事の情報をいつまでも追っかけたりしないでしょう。
少しずつ縮小する期間工の求人市場の規模に比例して、期間工ブログへのアクセス数や収益も減少していき、最後には運営が困難というか、運営し続ける気がなくなる…と
これが期間工ブログのほとんどが無くなると思った理由です。
今後の身の振り方
そんな感じで今回は今後の期間工採用状況の予想とそれに伴う環境の変化についてここまで書いてきましたが
それをふまえて自分としてはどうするのかも考えたんですけど、とりあえずは今の期間工をフル満了する事ですよね。
あとはブログ収入が途絶えても生活できるようにバイトしてるって事くらいでしょうか。
今は期間工の給料を全額家に仕送ってるので、期間工ブログがダメになるときついんですけどね…
あとの事はあまり深く考えてないですね。

きろく
流れに身を任せる
大体自動車業界は100年に一度の変革期なんて言われてますから、先々の事を自分の足りない頭であれこれ考えてもわかりませんw
場合によっては期間工辞めて派遣やるかもしれませんし、自動車業界から離れるかもしれませんし地元に帰るかもしれませんし…
ただ、自分は家族を養う事が目的で、その中でも子供を自立するまで育て上げる事はなんとしてもやり切りたいんでね
それだけは達成できるようにうまく立ち回りたいと思います。
以上、きろくがかりでした
それではまた!