
やあやあ
きろくがかりです。
トヨタ期間工って1年働くと正社員登用試験を受ける事ができるんですよね。
んで、先日自分にも登用試験を受けるかどうかの案内、というか組長からどうするって聞かれたんですが見送る事にしました。
見送った理由は3つほどあります。
目次
40代の期間工がトヨタの正社員登用試験を受けても受かる気がしない
まず一つ目の理由
『 受かる気もしないし受かる訳がない 』
と思ったからです。
別に自分は仕事ができるわけじゃないし、他社と比較して秀でた能力があるわけじゃないんですよ。
そんな40代のおっさんがトヨタに採用される理由ってなんかありますかね?
主観で見ても客観的に見てもないでしょうw
コネでもあれば別ですが…
正社員登用で給料が下がるとキツイ
続いて二つ目の理由
『 万が一受かっても給料が下がり家族を養えない 』
万が一でも受かる可能性があるなら正社員登用試験を受けた方がいいでしょうね。
でも自分が期間工やってる理由ってプロフィールにも書いてますが
嫁さんには専業で子供を見てもらい、その生活費を自分が稼ぐ為なんです。
今までそれを目標にモチベーションを保って生きてきましたし、そもそもの話なんですけど、自分の子供って今は上の子が高2で下が中3でして。
年齢的に成長期って事もありますが、進学や進級で色々とお金も必要なんですよ。
なのでここで収入が下がってしまうと、仮に共働きに変更しても多分生活を支え切れないだろう…ってのが2つ目の理由です。
トヨタの正社員の仕事は意識が高く体力がないと無理
んで3つ目なんですけど、
『 トヨタの正社員として働き続けられる自信がない 』
ですね。
トヨタの期間工が正社員登用を目指す…って事は、もし採用された場合、以降
正社員として働き続ける
って事ですから
それは合格してゴールではなく
合格して初めてスタートラインに立つ
って事になる訳ですよね。
となると、正社員登用の筆記試験にどんな問題が出るとか、採用面接の受け答えとかの受験対策より
まずはトヨタの正社員として働き続けられるかどうかを先に考える必要がありますよね。
自分はその辺を踏まえて正社員の人の仕事に対する取り組み姿勢や意識なんかを一年間ライン作業やりながら見てきました。
で、結果として自分にはトヨタの正社員は
無理
だなと。
どの辺が無理だと思ったのか…ちょっと文章にすると難しいですけど
ちょっと前の話なんですが、工場内の清掃って事で一週間ほどかけてライン終了後にあちこち掃除をしたり、床面のペンキを塗りなおしたりとかしたんですけど
たった一週間なんですけど、めちゃくちゃ疲れましたねw
今回のペンキ塗りに関しては一週間だけだったんですが、正社員の仕事ってライン作業ももちろん、現場の4sや設備のメンテナンスだったり、作業内容の改善提案や品質の会議とかライン終了後にやってるわけです。
しかもほぼ毎日。
それ見て自分にはトヨタの正社員は無理だなと思いましたね。
まぁ社員になればライン作業メインじゃなくなるという意見もあると思いますが、ライン外の作業をするのは一部の社員だけです。
40代で社歴20年とかの人でも毎日ライン作業している人はいますから、もし自分が仮に正社員になったとして、今現在担当している作業を
正社員になって10年とか続けられるのか?
って考えるとやっぱり無理かなと思います。
あとは社外行事ですね。
結構前だと弁論大会とか、最近だと駅伝の練習とかあって。
駅伝の練習は出場者だけなんですけど、ライン終了後にやるわけですよ。
狂ってる
…と思いました。
ただ駅伝に出場する選手ってのは、走る事が得意だったり好きだったりする人だと思うんですよ。
だから好きな人はそれはそれでいいと思うんですけど、他の人は何をするかっていうと本番はもちろん、練習を応援しに行ったりとかするんですよ。
作業終わった後に駅伝の練習の応援とか…しかも特に不満を漏らすわけでもなく行くわけです。
ないわ~
まぁ仕事の不満については自分は期間工なんで、社員の人は仕事ぶりを見られてるってのをわかってて表に出さないだけなのかもですが。
ともかくそういった部分を見ていく中で、これはもし自分が正社員に仮になって、社員の一員としてみんなと一緒にやっていこうとしても、途中で息切れして長続きしないだろうと。
これがトヨタの正社員登用試験を見送った最後の理由です。
簡単にまとめると
トヨタの正社員は仕事がとても大変で、もし仮に登用されたとしてもやって行ける自信がないし、おまけに給料も期間工の時より下がるし、そもそも受かる気がしない。
こんな所ですかね。
トヨタ期間工から正社員への登用について
というわけで以上の理由から自分は正社員登用試験を受けない事にしました~
それではまた
…的な感じで記事を終わらせてもいいんですけど、折角トヨタ期間工から正社員登用の話をネタにしたので、正社員登用について自分が思う事を書いていきたいと思います。
40代の期間工にも登用試験合格のチャンスはあるのか
まずはこちらについてですが、今回の記事でわかる通りちゃんと案内はあるんですよ。
受かるかどうかはともかくトヨタでは40代の期間工にも正社員になれるチャンスは間違いなく来ます。
これは良い事じゃないでしょうか。
昨今は40代以上の正社員を一生懸命リストラしようとしている大企業が多いんですよ。
そんな中にあって40代の非正規にも正社員登用試験の案内が来るのはありがたい事ですよね。
んで合格の可能性なんですけど、ほぼゼロに近いと思います。
ただ特筆すべき能力…例えば最近は現場で海外トヨタから実習生や研修生を頻繁に受け入れているので、
ライン作業もちゃんとこなして人間関係も円滑、そして改善提案や仕事外のイベントにも積極参加し且つ
圧倒的語学力
とかあるともしかしたら採用される可能性はあるかもしれません。
トヨタは期間工からの正社員登用に力を入れているのか?
続いてはこちらです。
これは特に期間工になろう系ブログでよく書かれているワード
トヨタでは期間工から正社員への登用へ力を入れてる
確かに実績としては年に300人くらい採用しているのは間違いありませんがねぇ…
別に力を入れてるわけじゃないと自分は思うんですよね。
だって新規事業を立ち上げるわけでもないのに人員だけ増やすなんて不自然じゃないですか。
じゃあなんで300人も期間工から正社員へ登用されてるんだろうって話なんですけど、トヨタでは定年や再雇用契約終了で退職する人が毎月それなりの人数いるんですよね。
基本的にはその欠員の一部を穴埋めするって意味合いが大きいんじゃないかと。
期間工募集って期間工が満了とか自己都合で辞めるから、その穴埋めで期間工をまた募集しているわけじゃないですか。
それと同じですよね。
なので期間工から正社員への採用は、この工場では何人とかの決まりもなくその時の欠員状況に左右されるので、入社タイミングだったり配属運だったり、自分の力でどうにもならない事情に合否が大きく左右されます。
ちなみにトヨタで生きるってブログがあるんですけど、2012年11月の記事によると
堤工場では133人の受験者がいて合格者は1人
だったそうです。
おわりに
というわけで今回の記事は以上です。
自分は期間工8年以上やってますが、思うのは工場仕事って合う人と合わない人がいるんですよね。
なので、個人的には期間工をある一定期間やって、正社員登用の試験を受けるかどうかを選択できる正社員登用システムは悪くないと思っています。
ある程度働いてから正社員になるって事は、入社後に
こんな会社だとは思わなかった…
なんて後悔する事が殆どないわけですから。
ともかく多くの人にチャンスはありますので、社員でもイケそうだなと思ったらチャレンジするのは全然ありだと思います😀