
どもきろくがかりです。
期間工の仕事のきつさって働く企業だったり配属先で結構大きく違ったりします。
自分もスバル・マツダ・三菱で働いてきて、きつさについて書いたりしてますが、スバル期間工の仕事のきつさについては配属先がそれなりに楽な所だったので内容はさらっとしたものになっています。
マツダは体が慣れるまでちょっときつかったですね。
三菱自動車の配属先はそんなにきつい所じゃなかったんですけど、結構不向きな仕事内容で習熟に時間がかかり
期間工として働くのは限界なのかも
…なんて思うほど精神的にしんどかったです。
そんな期間工の仕事のきつさシリーズ、今回はトヨタ期間工の仕事のきつさについて。
入社して一年ちょっと経過しましたので、実体験をもとに感じた事を書いていきたいと思います。
なおトヨタ期間工として一年働いて貰った給料や寮生活の感想は以下です。興味のある方は合わせてどうぞ!
それでは行ってみましょう。
目次
トヨタでの仕事内容ときつさ
まずは初めに自分の仕事内容についてです。明確にどこの部署ってのは書けないのですが、ざっくりいうと
パーツをセット→ボタンを押す→パーツをセット→ボタンを押す
この繰り返しで仕事内容はめちゃくちゃ単純。
セットするパーツもそれなりに重かったりして多少の力はいるんですが、作業そのものがきついって程ではありません。
この仕事の何がきついのかっていうと歩く距離です。
毎日40000歩の早歩き
自分の担当する工程って結構広いんですよね。
上の画像はスマホで計測した作業時の歩行数。
約4万歩
です。
ただこれは寮から工場、工場から寮までの歩数も含んでますので、表示された歩数から6000歩位引いた数が仕事で歩いてる歩数ですね。
タニタやオムロンのサイトでは、歩幅の目安は身長×0.45~0.5って書かれてるので、それを元に距離に換算してみますと
自分の場合だと歩幅が約80㎝なので、歩幅に歩数をかけて単位を㎝から㎞に直すと約25km~30㎞を毎日歩いてる事になります。
ただ散歩するだけでも疲労する距離ですが、割と早歩きですし、しかも作業しながらですからしんどいです。
あとこれは余談ですが、1年働いている間にラインのスピードや工程、作業内容だったり残業があったり無かったりと色々環境が変わったんですけど




そのわりには歩数に大きな増減が無かったんで、トヨタでは作業内容や負荷に関して大きく差がないようちゃんと計算されているっぽいですね。
まぁ、自分が働いてる現場はこんな感じになっていますが、ここからは以上のデータをもとにしつつ、自分が感じたトヨタ期間工のきつさについて書いていきたいと思います。
足裏が痛い
まず初めに足の痛み。靴を履いてる時にはまだいいんです。問題は作業終了後。
作業が終わると着替える為に更衣室へ行くんですが、更衣室って土足禁止なんです。
当然靴を脱ぐ事になるんですけど、靴を脱ぐとめちゃくちゃ足が痛くてまともに歩けなくて、仕事を始めた当初はかなりつらかったですね。
働き始めてから1年経過した現在ではずいぶん慣れましたが…それまではひたすら我慢してました。
暑くてしんどい
次は暑さです。愛知って5月位からだんだんと気温が高くなってきて、9月とか長いと10月くらいまでそこそこ気温が高いんですが、その中での作業はちょっと言葉では言い表せないですね…
工場や工程によって服装は違うんですけど、自分のところは
・ヘルメット
・保護メガネ
・前掛け
・腕カバー
・足カバー
のフル装備。
そして30℃を越える気温の中で約25㎞から30kmを日々歩くわけです。

きろく
きつくないわけがない
そんな中でもかろうじて食欲だけはあったので、何とか乗り切れましたが、正直もう一度乗り切れるかどうかはわかりません…
眠くてきつい
そして最後なんですけど、自分が一年働いて最もしんどいと感じたのは"眠気"ですね。
これについては体質なんかもあって人それぞれだと思うんですが、自分は2019年の5月頃から1直勤務中にものすごい眠気に襲われるようになったんです。

きろく
睡魔というより麻酔といった感じ
しかも時期的には夏で眠気とのダブルパンチ。
睡魔に襲われてる最中には
今すぐ殺してくれ
と本気で思ってました。
トヨタ期間工がきつさを乗り切る為にやった事
と、ここまでが自分が実際にトヨタで期間工として働いて感じた仕事のきつさです。ブログには『給料はいったよ』とか、Twitterではどうでもいい事をのほほんとつぶやいたりしてますけれども
そんな影にはそれなりの苦労があったりするわけです。
まぁそんなトヨタ期間工のきつさを何とか乗り切って1年経過したので、ここからは仕事のきつさを
どうやって乗り切ったのか
乗り切る為のポイント
なんかを書いていきたいと思います。
身体の保護
まず一つ目は身体の保護です。自分の担当工程は結構歩くんで、歩数もそれなりなんですけど、でもこれは何も自分に限った事じゃないんですよね。
トヨタの工場ってやたらとデカいので、仕事においては工程から休憩所やトイレまでそこそこ離れていたり、詰所から更衣室まで遠かったり、正門から更衣室まで結構な距離歩く必要があったり。
寮生活においては自室から食堂・風呂が遠かったりしてそこでもまた歩きます。
そういう意味では全てのトヨタ期間工には日々歩くという行為が常に付きまとうんですよね。
どこの期間工でもそうだろという意見もあるかもしれませんが、自分の経験の中ではトヨタ期間工が一番歩きます。
ちなみにトヨタ期間工の面接では
なにかスポーツやってましたか
的な事を聞かれるんですけど、その背景にはこういった理由があるからなのかもしれません。
という訳で自分はしばらくインソールを使って凌ぎました。
その他にも膝サポーターなんかをつかったりしてました。膝って結構大事なんで。
肉体的な部分についてはこんな感じですかね。
どちらかというと肉体面に関してはそこまで神経尖らせて対策はしませんでした。
気を使ったのは個人的には肉体的な部分の対策より、精神面の方でしたね。
夏場は気合いと根性
そんな精神面ですけど、まずは夏場の暑さについて。ぶっちゃけトヨタ期間工の夏は
気合いと根性
で乗り切るしかないですね。
自分の場合は家族の生活費を稼がないとダメで、別に行ったからといってトヨタと同じくらい稼げるかどうか分かりませんし、別の所の面接を受けても採用されない可能性もあります。
なによりトヨタをフル満了するって目標がありましたし、簡単には辞められなかったんで頑張りましたよ気合いでw
まあ逆に言えばある程度しっかりした目標というか、働くべき理由があれば夏の暑さも乗り切る事ができるとも言えますけどね。
なのでこれからトヨタの期間工としてある程度の期間を働きたいって人は、体力的な部分よりメンタルを鍛えておいた方が良いでしょう。
職場に慣れる
あとは人間関係ですか。自分は結構ヘマするんですよ。
その上、仕事中に眠くなってフラフラしてる訳です。
端から見たら完全なポンコツ
とはいえそんなポンコツでもトヨタ期間工をフルに満了するって目標もありますので、とりあえず捨てられないように人間関係だけは気をつけました。
行った事でプラスになるかどうかは知りませんが、別に大きなマイナスになるわけでもないので、忘新年会といった飲み会にも一応は参加したりとか。
そのお陰かどうかは知りませんが、仕事でヘマしても、工程内をフラフラ歩いてて作業がめちゃ遅れてもも、笑い話で済んでます。
…陰では何を思われてるのかは分かりませんけど。
なお良好な人間関係は仕事のヘマをフォローしてもらったりする以外にも、日々の疲れだったり仕事で抱えるストレスの緩和にも役立ちます。
なので一緒に研修を受けた同期の連中の中でも、気の合いそうな人と繋がっておくとか、その辺は上手くやった方が良いかなと思います。
おわりに
という訳で以上がトヨタ期間工として一年働いてが感じた仕事のきつさについてと、その辺を乗り切る為に自分が意識したポイント的なものです。トヨタ期間工って前は派遣会社からそこそこ高額な祝い金が支給されてたので3カ月勤務の短期でもまぁまぁ稼げてたんですけど
今となっては一年とか、そこそこ長く働かないと更新手当や満了慰労金・満了報奨金
経験年数によって上昇する日給など、結構大きい賃金面のメリットが得られないんですよね。
http://kikanko.under.jp/2016/06/02/toyota-kikanko-jouhou/
なのでこれからトヨタで期間工である程度稼ぎたいって人は、一応覚悟的な物はしておきましょう
とはいっても自分も今のところやれてますから、何とかなるっちゃ何とかなりますけどね(どっちやねん)
他に俺はこう感じた、私はこれがきつかったなんて意見や感想、体験談がありましたら、他の人の参考になりますのでコメント欄にでも書き込んでいただけると嬉しいです。
自分も他に気づいた事やどのくらいで体が仕事に慣れたかとか、後日談として追記したいと思いますので、暇な時にでもブログのチェックしてみてください。
それではまた!